出会った事の無いタイプの衝撃的な本でした。

著者は、ある一日の朝日、読売、毎日新聞の“発表報道※”の量を計測しておりました。3紙ともに大きな差は無く、記事本数では65%前後、紙面占有率では50~55%。発表に端を発する論説や解説を含めると80%超えている結果でした。

すごく多いと感じました。

著者によると、記者は発表報道に慣らされてしまうと、イニシアチブを発表側が持っているため「情報操作」に気づかずに、安易に情報を垂れ流してしまう危険があると言っていました。

PRマンにとって、とても参考になりました。

※“発表報道”とは、公的機関や企業広報がニュースリリースなどで発表したものを受けて、追加的に取材を行うなどして報道するもので、主に「記者クラブ」を通じて公にするものが多いです。