東京アラートが解除。本日から、ついにSTEP3に移行しました。
生のPRイベントも増えてきてはいますが、企業側としては、「生」が良いのか?「オンライン」が良いのか?判断に悩まれると思います。
今一度、オンライン発表会のメリット、デメリットをまとめてみました。
■オンライン発表会メリット、デメリット
<メリット>
【コロナ面】
・コロナ感染のリスクが低い(出演者、主催者、関係者)。
【発表会】
・囲み取材が行えないので、露出をコントロールできる。
・質疑応答で、発表会と関係の無い、出演者のプライベート質問に答えなくても良い。(メディア側としはニュース性が下がる)
・メディアの移動時間が無く、どこからでも参加できる。
・露出映像、写真をコントロールできる。(メディア側としはニュース性が下がる)
<デメリット>
【コロナ面】
・コロナ感染のリスクが多少生まれる。
【発表会】
・囲み取材が行えないので、ニュース性が下がる。
・質疑応答で、発表会と関係の無い、出演者のプライベート質問に答える必要がある。(メディア側としはニュース性が上がる)
・メディアが移動してその場に行く必要がある。
・露出映像、写真をコントロールできない。
(メディア側としは、独自の映像、写真が撮れニュース性が上がる)
・音や映像の品質が落ちる。オフィシャル映像、写真が必要。
・囲み取材を行わない場合は、テレビ番組によっては、個別に10~15分程の取材時間が必要。
<総括>
芸能系のオンライン発表会は、テレビに番組各社にとっては、オフィシャル映像の投げ込みとほとんど変わらないと考えられます。
テレビ、スポーツ紙は、「囲み取材」を重視していることが、コロナ禍でテレビ番組にヒアリングする中で、より一層鮮明になりました。「囲み取材」は、「出演者の横にたって、会話形式で話すことで、出演者の息遣いや微妙な表情の変化を読みながら、面白いコメントが引き出せる」ものと考えているとのことでした。
「コロナ禍なので、記者席からソーシャルディスタンスを確保して、質問する形式で良いか?」と尋ねた所、一蹴されました。
ウェブメディアの記者にとっては、独自の写真が撮影できないというのはありますが、移動することなく、すぐに記事を書け、写真ももらえるので、オンラインでも、生の発表会でもニュース性の捉え方に大きな違いは無いかも知れません。
①オンライン発表会を行う場合
・オフィシャル映像、写真の提供も行う。
・終了後、希望するテレビ番組には、オンライン個別取材の時間を設ける。
※生取材に意欲的なメディアを1社呼んで、囲み取材を行っていただくのも良いと思います。本来の囲み取材よりも、コメントを引き出す事は、難しくなると思いますが。
②生で発表会を行う場合
・オンライン会見も行う(主にウェブ、スポーツ紙向け)。
生取材を嫌うメディア用として。
・オフィシャル映像、写真の提供も行う。
・コロナ対策をする。
「囲み取材」では、出演者とレポーターの間にアクリル板を挟む等。
<弊社の見解>
コロナによる自粛と、経済活動のバランスが大切だと考えています。
警戒レベルなども見つつですが、
オンライン会見は、生の発表会に比べニュース性が下がりますので、メディア露出量の最大化を考え、生の発表会をオススメします。
ソーシャルディスタンスを考えて、広めの会場を抑えておきコロナの感染者数に注意しながら、オンラインでも同時に行うのが良いと思います。
但し、出演者がそもそも囲み取材も個別取材も受けない場合や、ニュース性が相当高い出演者の場合は、露出が確保される為、オンライン会見でも良いと思います。