2021年12月上旬のコロナの状況を前提としております。
東京都の1日間の患者発生状況は、約20人、重傷者2、3名という状況です。
12月上旬に芸能メディアの方へ行ったヒアリングを元に、
「芸能系PRイベント」やその時に行う「囲み取材」の注意ポイントを上げてみたいと思います。
<撮影ポジション決めについて>
・「抽選」が良いと思います。
先着にしますと、早くから人が集まり、密ができる可能性があるためです。
<撮影ポジションについて>
・スチールの方は、椅子への着席が良いと思います。
地べたは、避けた方が良いですは、コロナのウイルスが床に落ちている可能性があるためです。
・スチールの方を椅子への着席にした場合は、一列目と二列目の前後をズラすことで、撮影しやすくなります。
・ムービーの方は、人と人が1m位空けた方が良いです。
三脚の幅が60cm程ありますので、三脚と三脚の間は、40cm位です。
<記者席>
・一人一人の間隔が1m位になる様に椅子を離すのが良いと思います。
<フォトセッション>
・ムービーは、ムービー台固定が良いと思います。
移動することで、時間がかかり、密ができる可能性があるためです。
<囲み取材(質疑応答)>
・出演者、メディア用にマイクを用意し、音声ラインから音を録る様にしてもらいます。
メディア用には、2、3本マイクが必要です。
質問者は、出演者の横ではなく、ステージ下の出演者の前の方から質問します。
質問者を主催者が指名する方式をとらず、メディアの方が主導で、会話形式で行っていきます。
このような、質疑応答を、囲んでいないから「囲み取材とは言わない」ようです。
ムービーの撮影ポジションは、「ムービー台へ固定」または「ステージの前」まで移動の両方の方法があります。
「ステージの前」まで移動する場合、音声ラインも移動できるようにしてくのがベターです。
但し、メディアの方のラインも20m位は、伸びるようです。
テレビの方にとって、「ムービー台」からの撮影と「ステージ前」からの撮影で、
どれくらい画の違いが出るかは、弊社のヒアリング不足で不明です。申し訳ございません。
もちろん、その時の会場によって、ムービー台の距離や高さが変わってきて、一概に言えないと思います。
「ステージ前」に移動する方が、場所を仕切り直すため時間がかかりますが、密を作らないように行えば、
その方が良い気がします。
<オンラインの用意について>
・2021年10月と12月に芸能系のPRイベントを行わせて頂きました。
どちらも「リアル」と「オンライン」のハイブリッドで行いました。
2回のPRイベントで「オンライン」で参加したメディアは、1メディアのみでした。
現状では、メディアは「リアル」を好んでいると言えると思います。
現状での「芸能系PRイベント」や「囲み取材」について、まとめさせて頂きました。
今後、「オミクロン株」は感染力が強いと言われておりますので、状況は変化してくるかもしれません。
また、ご報告させて頂きたいと思います。
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執筆者:阿部 重郎(あべ しげお)
広報・PRアドバイザー
お客様をテレビ、新聞、ネットニュースなどのマスコミに無料で取材させる専門家
1972年生まれ。新潟県出身。
PR業界一筋27年。自身が関わった記者発表会は200回以上、執筆したニュースリリースは1,000本以上。
これまでの顧客は、本田技研工業、住友ゴム工業、明治、りそな銀行など500社を超える。
マスコミにお金を支払わずに、ニュースリリース1本で、広告費に置き換えると4億円に値する価値を生み出した経験もある。
新卒で当時業界3位のオズマピーアールに入社。3年後に、当時業界2位の共同ピーアールへ転職。大手PR会社2社で計12年経験を積む。
2007年、「もっと気軽に広報活動を~オモシロイ!をあふれさせよう」をミッションに広報・PRアドバイザーとして独立し、プレイブ株式会社を設立。代表取締役に就任した。