PRの魅力のひとつは、広告ほどの予算がなくても、多くの方に知ってもらえる可能性があることです。

私、濤川(なみかわ)は、元々靴が大好きで、以前に婦人靴の会社で広報をしていたこともあり、
靴のPRに携わりたいという気持ちが人一倍強い人間です。

先日、オリエンタルトラフィックの「跳べるパンプス」を知る機会がありました。

「跳べるパンプス」は、
体操元日本代表・田中理恵さんが監修した、
クッション性、屈曲性など、
細部まで履き心地にこだわった、
まさに「跳べる」パンプス。

名前に負けない履き心地なのか?
もしも、私がこの靴のPR担当者だったとしたら、どのように良さをお伝えすることができるのか?

オリエンタルトラフィックの会社からのご依頼も受けていないのに、勝手に考え、
「跳べるパンプス」でハーフマラソンに挑戦することにしたのです。

マラソンは中学生?の体育以来。
試しに近所を5㎞走っただけでも、
翌日太ももに筋肉痛が・・・
果たして、完走できるのでしょうか。

2022年3月27日。大会本番。
当日は天候にも恵まれ、絶好のマラソン日和。
ウェアに着替え、「跳べるパンプス」に履き替えます。
近所での練習ではランニングシューズで走っていたため(近所をパンプスで走るのが恥ずかしく・・・)、
正真正銘、初パンプスマラソンです。

意気込みを語る濤川。この時は元気いっぱいです。

素人感たっぷりのランニングフォームを心配する、社長の心の声

コースやルールの説明を聞き、スタート位置へ。
今回は端数の1.0975㎞を走った後、
1周5㎞のコースを4周します。

AM10時、いざスタート!

あっという間に前を行く他の参加者の後ろ姿に焦り、ややペースが速まります。

「1㎞地点」の看板が見えた時の絶望感・・・(「まだ1㎞!?」)

しかし目標はとにかく完走!
自分のペースで、着実に歩を前に進めます。

1周目完走。
ペースを保つことを意識したためか、
最初の1㎞地点のような絶望感は無く、
まだまだ元気です。

体力も脚の具合もまだまだ大丈夫!

2周目完走。
恐らく人生初の10㎞走破。
ゆっくりペースのため体力は残っているものの、
太ももと脚の付け根に痛みが・・・
しかし、驚くほど、膝下からつま先まで、
まったく異常を感じません。
足裏も、パンプスのクッションと返りの良さのお陰か、痛みが皆無。

太ももが痛いけど体力は問題なし!

3周目完走。
ついにラスト1周!
太ももと脚の付け根は、脚が固まりそうな痛み。
それに比べてふくらはぎや足首、足先は少しの痛みやだるさが出てきた程度。
膝上と膝下の痛みの差に、自分でも驚くほどです。

ラスト1周にテンションアップ!

だが太ももは激痛!体力は持つか・・・

さらに、
おかしなスタイルで走っている濤川を見兼ねて(?)、
河川敷で練習をしていた野球少年たちが
「頑張ってください!」
と声援を送ってくれます。

他のランナーさんやボランティアさんも
「わざとその靴で走ってるの?」
「凄いね!」
「今までたくさんマラソン走ってきたけど初めて見た!頑張って!」
と温かい声援を送ってくれました。

応援というものがパワーになることをしみじみ実感。
力が湧きます。

ついに完走~!
無事に21.0975㎞を「跳べるパンプス」で完走しました。

ゴーーーーール!!

完走証。しみじみ嬉しいです。

完走後にパンプスを脱いでみると・・・

靴擦れ一切無し。
足裏にマメも無し。

はっきり言って衝撃です。

常時50~60足の靴を所有している私ですが、
ここまでクッション性、屈曲性、
そして脱げにくさを備えている靴は初めてです。
特に「脱げない」という点は、
余計な力が入ってしまわない分、
負担無く走る事ができ、かなり高ポイントだと思いました。

また、びっくりしたのが、
足首やふくらはぎにも痛みが無いこと。

練習時にスニーカーで走った時ですら
足首の痛みやふくらはぎの張りを感じたのが、
ハーフマラソン完走後に無かったのです。
感動でした。

今回、
僭越ながら勝手に検証してみたわけですが、
PRの面白さはこういったところにあるのかなと感じました。

元々、広告費が少ない企業の商品・サービスを
PRの力で広めたいという思いでPR会社に入った身としては、
商品の魅力を見出し、アイディアで世に広めていきたいという思いがあります。

もちろんまだまだ精進しなければいけない身ですが、
そういった部分にほんの少し近づけたような気がしました。

当日夜・・・

脚が上がらず、
自宅のベランダの段差さえ乗り越えることができず、
寝返りも打てず、
体はへとへとなのに、体が痛すぎて夜中に4度も目を覚ます始末・・・

記憶の中では人生で2回目の、
「痛い~」と声に出して悶えた夜でした。
(1回目は食中毒の腹痛)

脚の痛みは1週間以上続き、身体が自由に動くありがたみを体感しました。

やはり事前のトレーニングは必要ですね・・・

ちなみにこの動画を撮影したのは当社の社長。
社長も撮影しつつ、
ハーフマラソンを完走しました。
普段からジムで運動しているため、
私のような後遺症は無く、翌日も通常通り出社していました。
(私は歩くことともままならずテレワーク。)
感服です。