マスコミに取り上げられるためには「マスコミを見つけ」、「マスコミの担当者を探し出し」、「電話をかける」そして、できれば「会う」ことです。
もう少し詳しく、図にしてご説明します。
マスコミ露出の概念図 ©PRABE.inc
上図は、マスコミに取り上げてもらうための要素が積み上がっている様子を示した概念図です。(代表の阿部が考案)
赤線を超えるとマスコミに取り上げられ、届かないとボツになるというイメージです。
赤線は、日々のニュース量を示しています。地震や台風、選挙や有名人の入籍などがあると赤い線は上がり、ニュースが少ない日は、下がります。
マスコミに取り上げられるには、他のニュースネタと競争して勝つ必要があります。
一番重要な要素はニュースネタで、例えば、「透明人間になれる薬」を発明したら、それだけでニュースネタが大きくなり、赤線を超えます。
ニュースネタ以外の要素は、「プレスリリースを上手に書く」「プレスリリースを配信する」「適切な編集者・記者に送信」「編集者・記者とのパイプ」「電話で話す」「会って話す」「1社独占で情報提供」「社長から話す」です。
「適切な編集者・記者に配信へ配信」とは、ただマスコミ宛てに送るのではなく、担当者がいる場合は、しっかりとその人に届けるという意味です。
「編集者・記者とのパイプ」は、仲の良い編集者・記者がいるかどうかという要素です。
「1社独占で情報提供」は、1つのマスコミだけに先にニュースネタを渡すということです。
「社長から話す」とは文字通りで、会社などの場合、同じネタでも社長から話すと情報の信頼性が増し、掲載率が上がります。
これらの要素は、あればあるだけ良いのですが、全部の要素をそろえることは難しいです。「適切な編集者・記者に送信」と「電話で話す」を行うだけでもマスコミに取り上げられる可能性が上がります。
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執筆者:阿部 重郎(あべ しげお)
広報・PRアドバイザー
お客様をテレビ、新聞、ネットニュースなどのマスコミに無料で取材させる専門家
1972年生まれ。新潟県出身。
PR業界一筋27年。自身が関わった記者発表会は200回以上、執筆したニュースリリースは1,000本以上。
これまでの顧客は、本田技研工業、住友ゴム工業、明治、りそな銀行など500社を超える。
マスコミにお金を支払わずに、ニュースリリース1本で、広告費に置き換えると4億円に値する価値を生み出した経験もある。
新卒で当時業界3位のオズマピーアールに入社。3年後に、当時業界2位の共同ピーアールへ転職。大手PR会社2社で計12年経験を積む。
2007年、「もっと気軽に広報活動を~オモシロイ!をあふれさせよう」をミッションに広報・PRアドバイザーとして独立し、プレイブ株式会社を設立。代表取締役に就任した。