代表の阿部です。今年(2022年)の8月に50歳になりました。孔子の言葉で「五十にして天命を知る」とあります。私にとっての天から与えられた使命とは何かをあらためて考えてみました。私の使命は、やはり弊社の使命となりますね。弊社の使命は、「もっと気軽に広報活動を~オモシロイ!をあふれさせよう~」と定めておりますが、私が現在学んでいる経営塾では「使命は自分の命に引き換えても惜しくないものを設定しよう。」と言っております。そういう意味では、現在の弊社の使命「もっと気軽に広報活動を~オモシロイ!をあふれさせよう~」を自分の命と引き換えても良いか?問われると自分の命の方が大切です‥‥‥。かなり気に入っていたのですが、これからも使命は考え続けたいと思います。

とは言え、50歳の私が考える使命は「もっと多くの皆様に気軽に広報活動を行って欲しいということ」が軸であることは変わりないのですが、50歳を機に広報活動の書籍を書いて世の中の人がもっともっと広報活動を普及させたいという思いが湧いてきました。

ということで、まずは現在世の中にあるPRの書籍を研究してみました。

これまでも数々のPRの書籍を読んできましたが、果たして新しいノウハウに出会えますでしょうか?

まずは、Amazonで「PR」と検索して1冊購入してみました。すると、どんどんAmazonから別のPRの書籍を推薦してくれますので、とっても購入が楽でした。それで最近のPRに関する書籍を13冊購入。一通り読んでみますと、

ざっくり以下のパターンに分類されました。
①テレビ特化型
②元企業の広報担当者がノウハウを語る型
③広報の教科書型

「➀テレビ特化型」は、テレビ局のディレクターや放送作家の方が書かれた書籍で、テレビに関するPR活動を中心に書かれております。

「②元企業の広報担当者がノウハウを語る型」は、元企業の広報担当の方が成功した事例を元に独自のノウハウを書いております。

「③広報の教科書型」は、PR会社や雑誌社、新聞社で勤めた経験のある方がPRのことを全般的に解説しているバターンです。

私は27年間PR会社に在籍しておりますが、あらためてPRの書籍を読んでみますと、なるほどなぁという、今までわからなかったことが全体の約1~2割も書いてありました。やはり、いくつになっても勉強し続けないとダメですね。

しかし中には、これはちょっとデタラメな事を書いてあるのでは、と思うことが書いてある書籍も少しありました。

初めて知ることがらとしては、例えば「BtoB広報 最強の攻略術」(すばる舎)に書かれていることは、元日経新聞の記者である著者が書いた事ですので新聞記者のマインドが非常に細かく書いてあり、とても勉強になります。また業界新聞を狙う際に、ニュースネタが全業界に当てはまるニュースの場合、業界紙は対象としている業界のネタしか書きませんので、その業界に当てはまるようにカスタマイズしてその業界用にプレスリリースを書き直すそうです。ご存知でした?

また「即戦力をつくる広報PRの教科書」(すばる舎)では、企業の成長ステージごとにPR戦略を細かく定義付けしているところが新しくわかりやすかったです。

 

 

 

 

 

そして電通パブリック『PR思リレーションズの方が執筆した「デジタル時代の基礎知識考』もPRネタを作る方法が体系的に語られていて事例もあり、わかりやすかったです。

「サニーサイドアップの手とり足とりPR」も弊社の新入社員の方に読んでもらいたい基本的にことがわかりやすくまとめてあり、個人的には好きな書籍でした。

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執筆者:阿部 重郎(あべ しげお)
広報・PRアドバイザー
お客様をテレビ、新聞、ネットニュースなどのマスコミに無料で取材させる専門家

1972年生まれ。新潟県出身。
PR業界一筋27年。自身が関わった記者発表会は200回以上、執筆したニュースリリースは1,000本以上。
これまでの顧客は、本田技研工業、住友ゴム工業、明治、りそな銀行など500社を超える。
マスコミにお金を支払わずに、ニュースリリース1本で、広告費に置き換えると4億円に値する価値を生み出した経験もある。

新卒で当時業界3位のオズマピーアールに入社。3年後に、当時業界2位の共同ピーアールへ転職。大手PR会社2社で計12年経験を積む。
2007年、「もっと気軽に広報活動を~オモシロイ!をあふれさせよう」をミッションに広報・PRアドバイザーとして独立し、プレイブ株式会社を設立。代表取締役に就任した。