芸能系PRイベントとは、芸能人が出演し、テレビ、スポーツ紙、女性週刊誌、ウェブニュースなどでの露出を狙ったイベントを指しております。
主には、映画や演劇などの舞台挨拶や、写真集の発売会見、アワードものや新CMの発表会などです。
毎日、1日に10~20件程、行われております。
上の図は、芸能系PRイベントのおおまかな流れです。
流れに沿って、ポイントをご説明いたします。
<出演者キャスティング>
出演者のキャスティングは、PRイベント成功の肝(きも)です。
芸能系PRイベントのニュース性(バリュー)は、目や数字では見えませんが、下図の内容で構成されていると考えられます。
何よりも、出演者の人気・知名度・旬であること がニュースバリューの大半を占めます。
また、囲み・個別取材の有無がメディア(媒体)露出量にかなり影響します。
囲み取材の様子
芸能事務所によりますが、テレビ・スポーツ紙の芸能担当者とのつながりが非常に強いです。
可能であれば、芸能事務所の方にも、メディアへのプロモートのご協力を依頼します。
※元芸能事務所の阿部さんのお話
芸能事務所で宣伝・PRに23年携わる
基本的には、日々の営業で各テレビ局に行って、ニュース、ワイドの担当の方との関係構築をするようにしていました。
また、スポーツ紙の記者との関係性も重視していて、スポーツ紙6紙の記者とも、日々の情報交換として何かしら毎日連絡をとることで、関係性を築いてきました。
スポーツ新聞、ワイドショー、芸能WEBニュースの日々の動きをみながら、効果的に情報を発信できるようタレントのニーズを掘り下げ、各メディアになげかけてきました。
現在その経験を生かし、アーティスト、文化人、書籍のメディアプロモーション、PRイベントのマスコミ誘致など幅広くPRに関わる多くの仕事を行なっております。
弊社では、元芸能事務所に勤めていた阿部さんのネットワークを活用したプロモートサービスもございます。(↓最後に費用を明記させて頂きます。)
<演出企画>
メディアで露出される際の主語は、出演者になります。
出演者が何を行ったか、何を話したかが、ニュースになります。
メディア側は、企業のストレートな宣伝をあまりしたいとは思っておらず、出演者のプライベートな話や、珍しい画や話題などを取り扱いたいと思っております。
出演者のトーク内容や珍しい画と、企業側の訴求したいポイントをいかに絡めた演出にするかがミソとなります。
傾向として、テレビ、スポーツ紙に関しては、企業の宣伝オンリーのPRイベントの場合、取材には来て頂いても露出に至らないケースも出てきます。
ウェブに関しては、宣伝オンリーでも、PRイベントに出席さえしてもらえれば、ほとんどが露出できます。
<日時選定>
日時は、基本的には、月~木曜日が理想です。
金曜日は、翌日の情報ワイド番組での芸能ニュース枠が少ないのと、一週間のまとめ的な扱いが多いので、露出率が減ります。
また、土日は、月曜日扱いになり、ニュース量が多いので、単純に競争率が高くなります。また、取材に出せるテレビカメラの台数も少なく、通信社やウェブでも休みの所もあります。そして、土日は、夕方のニュースでの露出の可能性が無くなります。
月~木の中では、月曜日が感覚的に少ない傾向で、比較的狙い目の曜日です。
時間帯は、10時30分~17時終了位の間で、1時間以内に全て終えるのが理想です。
都内で行った場合は、14時位までに終えれば、夕方ニュースの芸能枠での露出可能性が出てきます。
スポーツ紙は、一般的に17時位までに記事を入れたいと考えています。しかしながら、大きいネタであれば、20時ころでも入ります。
定例的な大きいイベントがわかっている時(例えば、流行語大賞など)は、そのネタが長く紹介されますので、その日は避ける様にしたいです。
しかし、突発的な事件、事故、台風などは避けられません。
<会場選定>
会場は、各テレビ局、スポーツ紙から近い場所が理想です。
都内の六本木、渋谷、表参道、新宿、秋葉原、銀座、品川辺りであれば、大丈夫です。
ホテル、イベントスペースなどが一般的です。ステージ、音響、照明、控え室などあり、慣れていて使い勝手も良いです。
また、一般の人も観覧できるオープンスペースは、多少ですが、出演者との一般観覧者の絡み(拍手や掛け声)があり、多少ニュース性は上がります。
変わった場所も、都心であれば、面白い画が撮れるので、多少ニュース性が上がります。
<媒体(メディア)リストの選定>
PRの場合、ターゲットのメディアを増やしても、かかる費用は、FAX通信費やメールや電話代、プロモート時間で、費用は少ないです。
そのため、露出可能性のあらゆるメディアにプロモートした方が良いです。
芸能系PRイベントの主なターゲットメディアは、テレビ、スポーツ紙、女性週刊誌、写真週刊誌、ウェブになります。
出演者によっては、お付き合いのしたくないNGメディアがあり、事前に芸能事務所への確認が必要です。
<取材案内状の配信>
1~2週間前に配信するのが理想です。
早すぎても忘れられますし、直前でも間に合いません。
個別取材は、2日前に決まることが多いです。
(※個別取材とは、イベント終了後に特定のメディアのみでインタビュー質問を行うことです。)
芸能メディアの大部分は、前日の夕方から夜にかけて、翌日取材にいくイベントの会議を行なって決めます。
極端な話、その時間までに案内状が届いていれば、間に合います。
<媒体コンタクト>
テレビ、スポーツ紙は、直接、芸能デスク宛に、案内状を手持ちして、プロモートする場合が多いです。
(スポーツ紙は、テレビの新聞読みでの露出を狙う意味でも重要です。)
その他、ウェブや週刊誌は、メール&FAXのあと、電話での働きかけを行うことが多いです。
ほとんどのメディアが前日夕方~夜にかけての会議で、出欠を決めるため、芸能デスクは、事前に取材を確約することはございません。メディアには、様々なニュースが飛び込んできますので、直前まで取材予定を決めないのも、うなずけます。
<運営マニュアル、進行台本作成>
会場図、進行スケジュール、実施体制、役割分担、会場装飾、備品リストなど、PRイベントをスムーズに運営するためのマニュアルを作成します。
また、進行台本を作成し、事前にどのように会を進行していくか、流れを作っていきます。
<欠席媒体への投込み>
テレビは、芸能イベントが重なっていたり、突発的なニュースが入ってきた場合に、「カメラの台数に限りがあるため、オフィシャル素材があれば提供してもらいたいんですけど・・・」という依頼がございます。
ムービーカメラの台数や、記者の数は限られておるため、欠席メディアに対して、主催者側で、イベントの様子を記録し、テレビやウェブメディアを中心にその日のうちに投げ込む(配信する)ことで、露出を狙います。
(ウェブは、取材を行わず、リリースのみで記事を書いているメディアもあります。)
投込みは、イベント時の出演者のコメントや様子を明記した“リリース” と “写真” と “映像” で行います。尚、映像素材は、データのお渡しで問題ございません。
<PR露出報告書の作成>
■イベント当日
午後6時頃 夕方のニュース & ウェブ露出のご報告いたします。
出席メディアもエクセルの一覧にしてご報告いたします。
■イベント翌日
午前9時30分 スポーツ紙 & ウェブ & テレビ(露出の有無)の情報 のご報告をいたします。
随時 テレビの露出モニターをメールでご報告いたします。
■イベント翌々日以降
週末(土、日曜)のテレビ露出状況を翌日、月曜日の午前9時30分までにご報告いたします。
露出の大半が、イベントの翌日までに露出いたしますので、週末後は、1週間後位にまとめて、広告換算価値も算出し、ご報告いたします。
芸能事務所歴23年の阿部さんが、ネットワークを活用し「テレビ番組」と「スポーツ紙」へ働きかけます。
※費用は概算です。イベントの実施内容によって前後いたします。
非常に幅があります。タレントによっては、年間の広告契約を結ばないとご出演頂けないケースもございます。
A.PR活動部分 145万円+C.イベント装飾、運営費 400万円+D.タレントキャスティング費100~500万円=合計約645万円(税別)~
※「PR活動部分」のみや「囲み取材の仕切り」だけなど、部分的なご依頼も大歓迎でございます。